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〜True But Useless〜

【勉強会】Lean Startup Update!! 2015@品川に参加して、リーンスタートアップについて再考してきたよ!

場所:日本マイクロソフト株式会社 31F セミナールーム A

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スライド

TOCから俯瞰するリーンスタートアップ (河合太郎)

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http://www.slideshare.net/inuro/toc-43579895


リーンスタートアップ導入の現場(黒田樹)

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http://www.slideshare.net/i2key/leanstartup-43578851


Lean UX Quest in Tokyo(坂田一倫)

データなし


Lean Analytics(角征典)

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http://www.slideshare.net/kdmsnr/lean-analytics-20150116


実録!現場におけるLeanStartupの実践 (冨山香織)

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http://www.slideshare.net/ktomiyama/leanstartup-43589215


人間と話す Lean Customer Development(馬田隆明)

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http://www.slideshare.net/takaumada/lean-customer-development-lean-startup-update-2015


気になった内容の箇条書きや所感

1.リーンスタートアップ導入の現場(黒田樹)

  • 新規機能開発やプロダクトの改善内容においてのエンジニアタスクは 10個中3個程度に収まることがほとんど。 PMや上から降ってきた改善内容は一旦、「実装しないと本当に検証できないものかどうか」という観点で精査する必要がある。 しなければ限られたリソースを枯渇する原因になる。

  • 改善内容はAARRRが基本で最も大事なのはRetension。

  • よくグロースハックなどで飛び道具で「ボタンの色を〇〇から〇〇に変えて〇〇%向上」なんて言われるけども、それは本質ではなくてまずは、プロダクトのクォリティをあげることを先にすべき。

2.Lean UX Quest in Tokyo(坂田一倫)

  • UXサークル(UX関連に携わる有志で集まり月1ペースで効果のあった検証方法や今後のUXについて議論するサークル) が良さそう

3.Lean Analytics(角征典)

  • 起業家はみんな嘘つき。「強化系のデータ(〇〇というデータが出ているからこのサービスは成功すると実証しやすいデータ)を集める」傾向がある。→知りたいデータだけをあつめる。

  • 知りたくないこと、見たくないこと、知りたくないことを以下に気づくことが出来るかが大事

  • 吉野家すき屋の指標の違い。 吉野家は「人時客数(オペレーション効率の向上のため)」、すき屋は「人時売上(売上高、人件費抑制のため)」

  • コスト削減には限度がある。右肩あがりになる指標を置いた方が良い。

  • 見るべき指標が大事。相関関係ではなく因果関係。変化や数値、データを取り、相関関係を見つけ、因果関係を見つける。

4.実録!現場におけるLeanStartupの実践 (冨山香織)

  • yahoo!がリーンをするのは「新規開発のため」、「正しいものを作れているかを検証するため」、「既存からの脱却のため」

  • いきなりリーンはキツイから企画書に書いていることを疑う、企画書をテーマとして考えていく。

  • ユーザーの声を聞く際に、ユーザーの声を聞きすぎてしまう傾向がある。そのときは課題に立ち返る。

えふしんさんの記事があまりにも素晴らしかったので僕も参考にさせて頂き、今年を振り返ってみたよ!

えふしんこと藤川さんを皆さん、ご存知でしょうか?

分からない方はいないかと思いますが念のため説明しますと 日本のプログラマであり、経営者です。 モバイル端末向けのTwitterウェブサービス型クライアント「モバツイ」を2007年4月に開発しながら現在はBASEのCTOだけでなく、 ご自身でもShopCard.meを運営されているという素晴らしい方です。
参考:wikipedia

そのえふしんさんが以前このような記事を書かれていました。

2014年のふりかえり(KPT)

http://f-shin.net/fsgarage/2649


タイトルからも分かるとおり、2014年をスクラムKPTに沿って書くという内容になっています。 簡潔に自身の振り返りが出来るだけでなく、課題感まで浮き彫りになっていたという

ただの頑張った!良かった!だけでない振り返りになっていたことに感銘を受けた

ので僕も参考にさせて頂きながら、記事に起こしていきたいと思います!


7月中旬までの振り返り

■やったこと
  • 土日休日は大体、ハッカソンやアイデアソン的イベントに参加
  • 平日の空いた時間にちょいちょいSwiftいじり始める
  • 平日の空いた時間にちょいちょいSwiftでハマったことや出来たことをQiitaに投稿し始める
  • 転職後の仕事は基本的にRailsアプリの追加機能や改善
■よかったこと、続けたいこと(Keep):
  • 後から本格的なネイティブ開発(SwiftiOS)が始まってもスムーズに技術的なキャッチアップが出来た
  • ハッカソンやアイデアソンで幾つか賞を頂けた
  • ハッカソンやアイデアソンで友達が出来た
  • 転職もスムーズにRails開発のキャッチアップが出来た。
  • Qiitaに記事投稿
■うまくいかなかったこと(Problem):

・1つのサービスとして楽しめるほどのアプリやサービスを作り上げるというアウトプットを出すことが出来なかった

ハッカソンやアイデアソンに参加したものの、その後継続して一つのまっとうなサービスとして実現させることや、 Swift学習の延長線で1つのアプリを作り上げることが出来ませんでした。 仕様や機能を洗い出し、それに必要な画面設計をし、いつまでにリリースさせるか、それまでにどこまで終わらせないといけないのかといったところまでは全く考えていない状態で 作り始めていたためでした。

・会社の人とのコミュニケーション不足

転職したてなのにも関わらず、積極的に自分からコミュニケーションを取らずに 相手から来てもらえることを待ってたことが多々ありました。 外部の人との接点を増やす前に社内の人とのコミュニケーションを取ることを忘れていました。

■つぎにためしたいこと(Try):
  • 社内の人とSwiftを絡めた外部勉強会を行う。コミュニケーションを取る機会や頻度を増やす。
  • Swiftの勉強をもっとやって人に教える。
  • 結果として、ハッカソンの参加頻度を減らす。


8月以降の振り返り

■やったこと
  • 平日土日関係なく、Swiftでハマったことや出来たことをQiitaに投稿し始める
  • 平日の空いた時間にSwift関連の勉強会を開く。
  • 9月から会社で本格的なSwiftによるiOSアプリ開発開始
  • 社内でSwiftもくもく会
■よかったこと、続けたいこと(Keep):
  • Swift勉強効果でSwift関連の勉強会やイベントの講師をさせて頂ける機会が増えた。
  • 初のSwiftアプリを会社からリリースすることが出来た。
  • Swift関連のQiita記事ではてブのホットエントリーに載った。
  • 本格的なiOS開発の経験が出来た。
  • 社内外にSwiftを勉強していることを認知してもらい始めた
  • 社内のコミュニケーションの機会や頻度が増えた


新規にかつ事業としてアプリ開発に携わらせて頂くというのは、 高速道路の合流車線で加速をし、どう流れを止めないように波にのるかという感じでした。 まして中心となってことを進める立場なわけですから全体にブレーキをかけるわけには行きません。 そこは少しプレッシャーでした。どうやったら期日通りにリリース出来るか、デザイナーさんに説明するにはどうすればわかりやすいかを ググったり、外部勉強会に参加し、多くのスタートアップのデザイナーさんに伺ったりました。 そういうエンジニアらしからぬ行動力はあるので、期待を裏切らないように。

Swiftを勉強していたことがきっかけでSchooさんの講義に講師として参加できたことはよかったです。 普段の勉強会ではまず見られないような多くの方に参加してもらえただけでなく、 「わかりやすかった」、「良いきっかけになった」、「私もアプリ開発できるかも」と、 ありがたい言葉を聞く事ができたことで、 教えることの大切さと自分の持っている知識でも誰かの開発したいキモチの後押しが出来るという自信を持つことが出来ました。

あと、転職して一番学んだことは 最先端の技術を習得することと同じぐらいその習得した技術を分かりやすく丁寧に説明すること。 文字にすると陳腐なことしか言ってないですが、自分ならどう判断していくか?、どう習得していくか?、そもそもそれを本当に理解してるのか?という部分では、 少し忘れていたなぁと思う部分でした。

■うまくいかなかったこと(Problem):
  • プライベートでのアプリリリース…年末、年始頑張ってます…w
  • もっと自分よりも上の立場にいる人脈を増やさなくては。まだまだチャレンジ力が足りないです。
■つぎにためしたいこと(Try):
  • iOSアプリの定番機能(無限スクロール、push通知、APIリクエスト、JSONパースなど)レベルで構成したアプリをプライベートでリリースしたい
  • 会社でリリースしたアプリのダウンロード数をめちゃくちゃ伸ばしたい
  • 会社でリリースしたアプリに新規機能を追加したい。
  • 人脈を広げるチャレンジは努力する。コミュニティに以下に入り込めるかが鍵。
  • 一人かデザイナーさん二人だけでハッカソンなどのイベントに参加

環境を変えただけで技術者として幅が広がった一年

今年の4月に現在の会社に転職をしたのですが、 特にめちゃくちゃ頑張った訳でも無いのに出来ることも 前々からやりたかったことが増えました。これは意外。 勝手に解釈すると会社の理念やビジョンを理解した上であれば口だけじゃない、やりたいようにやって良い という会社の風土と自分の性格が合ったんだろうなと。 そもそも2012年に初めてWEB業界に入り、なれない開発フローに悩み、アジャイル開発という存在を知り、Web向けの勉強会に 参加し始めたりしたのですが、当時ぶつかっていた悩みが今のiOS開発でも思い出すことがあって、なんか楽しいなぁと。 2014年に、もっとネットサービスが作れる人になりたいと思って転職せずに当時働いていた会社で出来ることを検討し、 結果、違うかなと思って転職したんですが、 仕事をしていく流れで、いい感じに当時の目標が実現できそうな流れにあります。これはもう自分自身次第。 僕自身はどうやって社会の中で認められていく立ち位置になるべきか?というのは常に考えています。 それは、例えばモイの赤松さんや、クラウドワークスの大場さん、KAIZEN Platformの技術顧問でもある伊藤直也さん、 彼らに憧れるエンジニアの方々と僕は確実にやれることが違うと思ってます。僕はギークにはなれないので。 それは一エンジニアとしてもどうあるべきか?が違うと言う話だろうから、もし職能としてスーパーギークであるべきだということであれば、 そこはしっかり意識していかないといけない。 一方で、どう自分らしくどうあるべきなのか?という話でもある。無理しても楽しくないですからね。 その中で、どう「いいものを作れる人」である存在として、しっかりアウトプットを出し、 世の中に認めていただけるようになるか、というのは大きな課題だと思って、引き続き頑張って行きたいと思っています。

イベントや勉強会でのLTや登壇が増えた

今年は、個人、会社問わず、沢山のイベントにお呼びいただいたと思います。 前職では一回もなかったものが今年だけで4回以上もLTや登壇をさせて頂き、 エンジニアの生き方的な文脈に加え、技術的なLTにも呼んで頂けました。 やっぱり強烈だったのは、10月に行った三社合同のSwift勉強会です。 多くの方に参加していただき、情報交換をさせて頂いたことで 僕自身がSwiftの勉強をしていることの認知が一気に高まったのを覚えています。 やはりリアル接点は強い! それ以外でも多数のイベント登壇ができて、 ヒカラボさんで初めて登壇者としてしゃべったことと、好評だったことで二回目もお呼びいただいたのは印象的でした。 二回目のヒカラボさんは好評がきっかけだったんですが、まだWeb業界で働いて間もない僕が 人様に自分のキャリアを語りそして背中を押すことが出来るのは 、そもそも自分には何が出来るだろう? 自分と似たキャリアの人に同じ苦しみを感じてほしくないという自分やキャリアについて考えていたからだと思います。 2年近く経って 来年は言語系イベントにどうにか食い込みたいんですよね。 特にConference With Developersや今は無いSwift系カンファレンス。 もう勝負が始まってるハズなので、改めて来年からがんばらないと。

来年も忙しそうだ

来年は忙しいです。プライベートでも全然できてないこと沢山あるし、会社も来年は正念場。 リリースしたアプリもリファクタリングしたいし、改良もしていきたい。 20代後半になって改めて思うのは、20代前半って何もしなくても社会から頑張ることを求められているんだなぁって。 20代前半が就職が決まりやすいってことは、年齢が低いだけで期待されやすいってことじゃないですか。 20代後半からは更に20代前半よりも出来ることが求められます。同じ価値しか実現できないなら黙ってても若い子のほうが期待が大きくなる。 みんな暗黙的に先の未来の可能性を見るんでしょうね。「現状の労働力」としか見ないなら年齢は関係ないハズです。 じゃあ、その中で、20代後半はどうあるべきなのかは、全然わからないのですが、ヒントとしては期待されるポイントが変わるってのが正解なのかも。 だから社会の中で期待される以上には頑張らなきゃいけない。そういう年代に突入していると思うので、 社会人として、求められるための努力は欠かせない。そのためにも現状を頑張る。未来は現状の延長線上でしかないですからね。 今更2012年のことを思い出してるってのも、当時から今を見た時に、「現状の延長線上」でしかないってことだと思うし。 だから、思ったことをブログに書いておくのもすごく大切。google検索エンジンというすばらしい検索エンジンで探せるのが大切です。 日記を大切に持っておくタイプじゃないなら、ブログに書いておくっていいですよ。時には備忘録に時に自分の振り返りに役立ちます。

あと最後に、月初に体調を崩したんですが、健康は大切。養命酒飲んでがんばりましょう!