キャリアごはん〜続々生まれる「エンジニア新職種」の未来を考える〜に参加してきた。
なぜこのワークショップに参加したのか?
ワークショップという形式だったり勉強会に参加する事自体は割りと好きで 色んな所に行ってるのだけれど、今回は特に「技術顧問」をWeb界隈で流行らせるほどの 力を持ち、多数のメディアで引っ張りダコの伊藤直也さんが参加するとのことで ノータイムポチリ(脊髄反射的に参加登録すること)をしました。
ただのミーハーです!
トークセッションのメモ
トークセッションを聞きながら(正確に言うと僕は一度録音し、空いた時間などに再度聞きながらメモを取ります。理由としては別記事で。)のメモは以下のとおり。
なぜCTOに挑戦したのか?
→分からないけど挑戦した。
→正解は分からないけどこんな感じのことがCTOなんじゃないかなーってイメージは最近出来てきてる。
技術顧問(フリーランス)の経緯は?
→最初の仕事はたまたま。その後から色んな所から声が掛かるようになった。
→最初はじげん。エンジニア8名の時に上場前の成長フェーズの建てなおしを行った。(はてなの経験が生きた。)
一休のCTOになる理由は?
→顧問の仕事は貯金の切り崩し
→現場から離れるとその知見が得られず10年経ったらすっからかんになる。
→技術顧問先(一休)から声掛けられ続けてた。
→ソフトウェアでの商売が主流のものからの脱却
→ロジスティクスでもない領域はほとんど先にやられてる。
→twitterやfacebookがあるなかで新しいSNSをやっても伸びしろないというイメージ。
→技術がコモディティ化
→仕事の転換期が来る。
→ソフトウェアのプロセスやシステムがどれだけレバレッジを掛けられるか興味出てきた
→水平(似たようなことを横転する)、垂直(頭からケツまでやる)
一休のCTOではどんなことしてるの?
→データ解析基盤を作ってる
→SQL打てばエンジニアにお願いしなくても結果がかえってくる、エクセルで特定の人だけやるものではない。
→属人性の排除
→ソシャゲの時にログをしっかり出すことを口酸っぱく言われていた
→組織体制強化、エンジニアのマネージメント
→1on1が超大事。どんなに人数がいようが最低2回を全員とやる。
技術顧問をしたことによって変わったことって?
→同時期に複数社見ると共通している課題や特定企業だけの課題が明確に分かれるというのが分かるようになる
→エンジニアの人事評価制度 → どのフェーズだとこれが整備されていないといけないのか分かる。
→技術顧問の経験はした方が良い。
日本のエンジニアリングにおいてこの15年の変化は?
→ロードマップ指向かエコシステム指向が圧倒的に変化した。
→Web業界の当たり前の感覚が15年前はそうではなかった。
→象徴的なのがWindowsのOSS歩み寄る、クロスプラットフォームでの開発への歩み寄る
→JavaScript界隈でのReact問題
(日本のエンジニアリングにおいてこの15年の変化を踏まえて)大事なことは?
→自分なりの真理眼、価値基準を持って対応することが大事になる。答えは誰ももっていない。
→若い人の方が正しい。経験的に正しいと言える。
→若い人(今年社会人になりましたレベル)の人を直也さんもウォッチしてる
→若い人はキャッチアップが早い。能力というよりは環境の問題。
→下からの突き上げがある。
→土俵を変える。そもそも同じところで勝負しない。若い人がやらない領域をやっていく
これからの40-50代ぐらいのキャリアプランどうなってると思う?
→何も考えてないし、先のキャリアを考える意味するないと思ってる。
→定年退職なんてものはWeb業界においてはない。
参加しての感想
「技術一本でやる以外の選択肢(マネージメントやコミュニケーション)」に対して技術がコモディティ化する中でどのような 努力をしていくべきか、今までの経験を活かしていくかで実のある30代になるのか
努力の割に大した成果も世の中にインパクトも残せない30代になるのか
ってのが今まで以上にくっきり出るなーというのを感じました。 正解なんてないなかで自分なりの軸を作ってPDCAを回していきたい。
追伸
最後のワークショップで聞いた質問が採択されて直也さんに回答して貰えるという貴重な経験を得た。 こういうのがオフラインイベントの良さなのかも。 オフラインイベントだけ使えるシステムってこれからニーズあるかもなー。(当日はwifiばっちりだったのに質問形式はポストイットだった)