【web】【勉強会】バンクーバーのうぇぶ屋である「セナさん」のセミナーに参加してきました。
先週の日曜日に恵比寿で開かれた
バンクーバーのうぇぶ屋である「セナさん」のセミナーに参加してきました。
http://webya.opdsgn.com/sennawillbebacktojapan/
ちなみに講師の「セナさん」はこんな方です。
http://webya.opdsgn.com/aboutme/
とても熱い方で同世代とは思えないくらい堂々と、
そして楽しそうに話す姿は「自分もうかうかしてられない」と
良い刺激を受けました。
駆け足で書いたのでうまく纏められていませんが
セミナーを聞いての感想を5つに纏めてみました
1・「外国人として働く」という壁は思いのほか高くて厚い
漠然と「海外に行けばどうにかなる」と思っていた私は、
「セナさん」によりそれは間違いだと気付かされました。
ざっくり言うとこんな感じです。
- 何で一年もしくはもっと短い期間のワーキングホリデーにきた日本人雇うと思う?逆の立場で考えてみて。
- ワークビザの手間は相当なもの。その手間を掛けてでも必要な人間であることの証明が必要になるよ。
- つまるところ「自分にしかできないこと」を証明する努力を欠いてはいけない。「海外に行けばどうにかなる」という学校や国に依存する考えは変えた方が良い。
2・危機感を持つ
今、「セナさん」は以前よりも以下のことを考える機会が増えたそうです。
- 国外低賃金労働web屋vs日本人web屋
- 語学という壁が薄くなった時、国外アウトソーシングの深刻
- 日本国内のブラック企業に見られる労働者価値の低迷
- 誰もが製造業者になれるデジタル技術の進歩
上記の内容は日本だから大丈夫ということでもなく、
むしろ日本にいるからこそ感じる機会が少ないのでより、意識することが重要だと思いました。
3・現状把握→分析→仮説→検証→評価というプロセスを回す
セナさんは自分のブログ「バンクーバーのうぇぶ屋」をより仕事のツールとして確立させるため、
以下のようなプロセスをとっていました。
①日本で人気のあるブログ記事を1000以上を見て分析
②日本では「『先駆け紹介系』、『まとめ系』、『技術系』、『考察系』のいずれかに入る
記事では人気が出やすいのではないか?」と仮説を立てる。
③実体験などをもとに②に関する記事を作成し、投稿
④読者がどのようなリアクションを取るかPV数で評価
⑤読者が何を必要としているかを現状把握する
その結果、今の、「バンクーバーのうぇぶ屋」は出来上がったと話し、
実際に仕事に繋がるケースも増えているそうです。
4・マーケティングとは「人の立場に立つ」こと
マーケティングは学歴や業務経験で身に付くものではなく
「私はあなたの立場に立つことが出来ること。」と話していました。
ただ口だけで言うのではなく「相手が欲しい情報や分析結果」、「根拠ある証拠」を
準備して初めて「人の立場に立てている状態」とのことです。
また「人の立場に立つ」は難しいしかし、証明出来た時得られたものはでかいとも話していました。
5・日本のwebディレクターと海外のwebディレクターの違い
日本のwebディレクターの中には「デザイン出来ない」であったり、
「コードが書けない」人がいたりするけど、海外のwebディレクターにはそのような
人はまずいないそうです。
というのも、webディレクターはデザインやwebサイト制作の各工程を知っていて当たり前であり、
クライアントに各工程の説明やデザインについての説明を求められることが多いため、
必然と「デザインが出来ない」といったり、「コードが書けない」ということが無くなるとのこと。
またワーキングビザのランクとしては「薬剤師」などと同じ「レベルA」だそうです。
またざっくばらんに教えていただいた事例を纏めてみました。
・事例紹介
事例1
- 37歳の時に。日本ではプログラマー。
- web制作の学校へ一年入学。
- 卒業後、英語力に関しては決して高くない。
- 現在永住権の申請を控え、今後もバンクーバーで活動予定。
- カナダのミートアップに参加しまくった。証明し続けた。
- 映像業界ではpythonってことが必要になる。
- なぜ必要になるか。どこが必要になるかを知っている。
- バンクーバーに残れている理由は将来必要とされるものを証明する技術力があること
事例2
- 27歳。留学経験ありのコーダー。
- 日本で英会話に通い英語力を付け、カナダ留学後IT専門学校にプログラミングを学ぶ。
- 仕事のほうれんそうが出来る人。
- プロジェクトを円滑にすることが出来る。
- ディレクションがうまい。
- インターン→ワークビザ→永住権
- バンクーバーに残れている理由は自分の言いたいことを言う能力があること
- バンクーバーに残れている理由は海外人にはないディレクション能力があること
事例3
- 21歳。スキル無しで語学力なしで学歴なし。
- ポートフォーリオサイト作った。
- 2ヶ月でwebを独学で勉強。
- 英語諦めた。一年間は捨てた。
- 日本市場を魅力的に感じている外資系企業は多い。
- 日本人がいる制作会社を探した。それしかなかった。
- 日本人がどのような経緯でサイトを知ることが出来るかをドキュメントに落として
- 説明してきた。
- 絶対日本人に見られるブログを作る。→独立(フリーランス)
- コネクション出来た。永住権取れた。
- バンクーバーに残れている理由は市場開拓能力があること
長くなってしまいましたが、参加したくても参加出なかった方の
参考になれば幸いです。