非ゲームアプリ開発者必見!?人気マンガ系アプリに学ぶ勉強会!@西新宿に参加してきたよ!
今日は人気マンガ系アプリに学ぶ勉強会!@西新宿と題して、
マーケティング&マネタイズに関する最新ノウハウを学ぶべく、
ベルサール新宿グランド コンファレンスセンターで開催されていた
勉強会に参加してきました!
スピーカー
・株式会社 メタップス 事業統括部 ゼネラルマネジャー 原 周平
・株式会社Green romp 代表取締役副社長 増田 桂己
・株式会社ディー・エヌ・エー IPプラットフォーム事業本部 開発一部 部長 椙原 誠
途中で参加したのですが、大変、楽しく参加させて頂きました!
雑記レベルですが参考になれば幸いです。
株式会社 メタップス 事業統括部 ゼネラルマネジャー 原 周平
致命的なバグがある状態でリリースしない。
バグを潰せずに出すとユーザー離脱が顕著なため、センスティヴに見るべき
マンガ系アプリの比較
☆1の数が多い「エブリスタ」は他のアプリと比較してもランキングが低い。
レビューだけでランキングが決まる訳じゃないけど、ランキングが下がる理由になる。
「☆1」を付けるユーザー分析
ネガティブレビューの主な理由は「バグ」に関するもの
更新を掛けたタイミングでいらっとしたら☆1になる
バグ内容は画面遷移がうまくいかないなど
バグがあるかないかでユーザー流入(オーガニック)やランキングが好転する。
株式会社Green romp 代表取締役副社長 増田 桂己
マンガ読破の特徴
マネタイズ
課金(売上の割合は2割)
プラットフォームで内容を変えてる
android
一回買ったらずっと読めないとダメだよ。一回購入。
ios
これ以上読みたい人または明日をまたずに読みたい人は課金してね系。都度購入。
イグニスさんの成功事例で課金(明日をまたずに読みたい人は課金してね系)を持ってきた。
広告(売上の割合は8割)
popアップに大胆に大きめ広告を表示させる系。
プロモーション
- リワードのブースト
- 外部バナー
- PR記事広告
- テレビCM
CMを地方ローカルで投げて効果良かった。CPIが分からない。めちゃくちゃダウンロード数が多い訳ではない。
- リアルイベント
マンガ系専門学校とコラボしてイベントを実施
株式会社ディー・エヌ・エー IPプラットフォーム事業本部 開発一部 部長 椙原 誠
マンガボックスの特徴
なぜマンガボックスを作ったか?
IPはどの分野においても強い。ソーシャルゲームで実感。
次の「進撃の巨人」、次の「ワンピース」を「自分たち」で出して
利益の最大化を図りたいという思いからマンガボックスを作った。
プロモーション施策
テレビCM
- 金田一はじめのCM(リリース時) 平常時の8.9倍の流入
- マンガボックス読んでる選手権(二回目) 平常時の4.1倍の流入
バイラルプロモーション
他社との相互送客
- チェインクロニクルとコラボ。平常時の1.6倍の流入
- このマンガを読みたい場合はこのダウンロードをしてくださいといった取り組み。
パネルディスカッション
Q1:グローバル展開は?日本のユーザーと海外ユーザーの違いは?
A:漫画ボックス:海外向けは単行本出せていないからマネタイズが出来ない。ユーザーが定着出来ていない。権利者と交渉して進める予定。
Q1・1:メタップス:海賊版は?
A:漫画ボックス:海賊版はあって競合として認識している。
A:漫画ボックス:またその海賊版のせいですでにあり、そこを読まれちゃう。
Q2: 漫画アプリ市場ってどう?ブルーオーシャン?レッドオーシャン?
A:漫画ボックス:まだまだ取り切れていない。無料で読める漫画が600万ダウンロードはジャンプ全盛期と比べてまだまだポテンシャルあり。
A:漫画ボックス:可処分時間は既存の紙媒体では取り合いになると思う。comicoは女性向けを大量に出してる印象。
漫画ボックスはどんな人が来てもその人にあった漫画を提供できるのを目指している
A:漫画読破:ポジショニング丸かぶりの領域がなくて、同じ漫画アプリでも差別化出来ている。営業力大事。いいとも方式で色々紹介してもらう。先生と仲良くなる。属人性が高い。
Q3: UI/UXはABテストで決めてる?エモーション?ロジカル?
A:漫画ボックス:既存のUXを下げないために横スライドを踏襲している。
A:漫画読破:スマートニュースっぽいUIにしている。側を意識している。慣れているものに合わせる。
Q3・1: メタップス:縦読みと横読みで差はある?
A:漫画ボックス:大差ない
Q4: 版権化について。webからリアルっていけるの?
A:漫画ボックス :課題としては無料で読めたものが有料になるハードルと、単行本で販売していると知っている人がいない。amazonでは著しく売れていない。単行本化して売れてないという例。なので伸びしろはまだあると思う。
Q4・1:メタップス:インディーズの人たちのモチベーションは?
A:漫画ボックス:インディーズでは単行本化はしていないが、それでモチベーションは下がっていなくて「自分の書いた作品が圧倒的に大量な人が読んでる」ってのが最大のモチベーション要因となっている。
Q4・2:メタップス:出版社的な作家のマネジメントはしないの?
A:漫画読破:一時期やっていたが、作家が別会社と組んだため、途中で頓挫。
Q5: 会員登録について。今後のプラットフォーム展開に影響ある?
A:漫画ボックス:今後のプラットフォーム展開に影響ある。全くデータ取っていない。性別は少し取るけどそれ以外は全く取っていない。
会員登録しないと出来ない機能やサービスも考案しているが今はそこをむりくり入れないで
今はユーザー数を増やすことに注力中。
A:漫画読破:今後のプラットフォーム展開に影響ある。会員登録はネイティブアドやユーザー毎広告のためにやっていきたい。メルマガとpush通知を同時並行。ipadプレゼントなどで登録数を伸ばすイベントなどはやっている。
いかがでしたか?僕も最後に
漫画とアイドルは親和性が高いと感じているがそういったアイドルとのタイアップ企画は考えているか?
と質問をさせて頂き、漫画ボックスさんから
アイドルだけでなく妖怪ウォッチに似たキャラクター漫画をゲーム化、単行本化、玩具化といったリアルも含めて最もインパクトが高いものを考えている。
と回答を頂くことが出来ました!
未だに漫画系アプリにおいては収益性は紙媒体の方が有効なことや、
泥臭い営業が結果的に自分達のコンテンツをより向上させることが出来るといった話を
伺うことが出来、大変、ためになりました1