僕のリーンスタートアップが全く機能していなかった訳が分かった
今回はこの勉強会に参加してきました。
【追加開催】UX、デザイン思考、リーンスタートアップのためのインタビュー入門
http://uxd-hcd-waiwai-cafe.doorkeeper.jp/events/9595
普段の二時間程度の勉強会と違い、懇親会があれど5時間半の長丁場だけど
集中力持つかなーと一抹の不安を抱えながらの参加。。。
そして今回の気付きをいくつか。
なお、今回の気付きは僕の主観が入っているので
実際にワークショップに参加されることをオススメします!
1・ユーザーの声を聞いてはいけない
意図としては僕らが問題解決するための課題定義としてまず、
ターゲットユーザーへのヒアリングがあるのですがそのヒアリング方法が間違ってると
樽本さんはおっしゃっていました。
公式で言うと
V=f(x) V=ユーザーの声 x=ユーザー体験
私達エンジニアなりサービス開発側が聞くべきなのは
ユーザー自身の体験だけに集中する必要があり、
ユーザーがその体験を行って感じた不満や感想や改善案を聞いてしまうと
「素人分析」が入った状態での声を聞く事になり
返って不要なサービスが出来上がってしまうのです。
2・ヒアリングで大事なのは「点」を捕まえること
ではどのようにヒアリングしていけば良いのかを今回はワークショップを通じて
理解していきました。
そして質問者がユーザー体験を当てようとするのではなく、
ユーザー自身に答えてもらうことが大事とのこと。
なのでサービス開発側である質問者は
知りたいユーザー体験に関するキーワードを見つけ、
「その次は何をしましたか?」
「その前は何をしましたか?」
と前後に行った行動を聞き出すことでユーザー体験としての一連の流れを
理解することが出来るのです。
3・上記の1と2を通して初めて、
「〇〇さんの××体験を(少しでも)よくするにはどうすれば良いか?」を考える
1でユーザー自身の「素人分析」を回避しても
2で純粋な「ユーザー体験」を聞き出せても
サービス開発側が
「〇〇さんの××体験を(少しでも)よくするにはどうすれば良いか?」を考え
便利な既存機能やツールの提案したり、
便利な新機能やツールの考案や実装したり
といったアクションが出来なければ今回のヒアリングは全く意味をなしていないとのこと。
ヒアリングだけに満足せずにしっかり具体的なアクションをとることが大事です。
4・ヒアリング前にインタビュー設計を行い、準備をする
僕は今までざっくばらんに話をしてユーザーが求めているサービスは何かを聞いたり、
僕が漠然と思ってる問題意識について話し始めて
「即興」でヒアリングをすることが多かったののですが、
それだと必ず失敗するとご助言を頂きました。
こちら側が聞き出したことを
ユーザーが話しやすい流れになっているか、
違和感のない質問内容になっているか、
を考えてインタビューの構成(インタビュー設計)を予め準備しなければ
聞きたいことも聞けずにそのヒアリングは失敗するとのことでした。
5・ユーザーから「こんなんで役に立つの?気の利いた事言えずにごめんね。」は褒め言葉
この言葉は
ユーザーが質問に対して何か気の利いた事を言ってやろうという思考を排除し、
体験のみを伝えた事を表しているため、
当初の目的であったユーザー体験のみを聞き出せていることに他ならないとのこと。
今度、ヒアリングする際はぜひ、この言葉を頂けるように頑張ります!
これ以外にも質問のコツであったり、
メモのコツなどもあって大変多くの気付きを得られたのですが
正直、この記事では勉強会の内容を1/10も伝えられていません。。。
もし興味を持たれた方はこの記事で見切るのではなく、
冒頭でもお伝えしましがた実際にワークショップを体験し、
自分の血肉とすることをオススメします。
そして、タイトルの答えとしては、
僕が作ったMVPは全てヒアリングのやり方が間違っていたため、そもそもの仮説が間違っていたからとなります。
http://uxd-hcd-waiwai-cafe.doorkeeper.jp/events/9722
補足:もっと詳細に知りたい方はこちらをチェック!
連載ゼロ円でもできる!? 省コストユーザビリティ向上術
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/12/01/4361